社 紹 介
 ■鎮座地(ちんざち)
北海道帯広市東3条南2丁目1番地(国道38号線、十勝支庁前)
 
 
 ■御祭神(ごさいじん)
大 國 魂 神(おおくにたまのかみ)・・・北海道の国土の神
大 那 牟 遅 神(おおなむちのかみ)  ・・・国土経営・開拓の神
少 彦 名 神(すくなひこなのかみ) ・・・国土経営・医薬・酒造の神 
     
 
 ■御神徳(ごしんとく) 
 
   御祭神の三柱の神は開拓の三神と称せられ、国土の安全(経営)・開拓(開発)の神として広く信仰されています。特に帯廣神社の鎮座地が、帯広市中心街の鬼門(北東)にあたることから方位除け、災難除け、厄除け等、諸災難除けの守護神として御霊験あらたかであります。また、境内地が帯広の流通の要となる、国道38号線に面していることから、交通安全の信仰も篤いです。
 
 ■由 緒(ゆいしょ)
 明治16年、静岡県松崎町出身の依田勉三等が開拓団体「晩成社」を組織し、下帯広村オベリベリ(今の水光園付近)に移住し開拓を始めました。この頃より祭礼を営み、後に祠も建造されたようですが、帯廣神社との繋がりがはよく解っていません。
 明治42年3月に神社の移転・御造営の話が持ち上がり、同年3月、町民大会を開き、三井徳宝・高倉安次郎・小川富吉・林 重蔵・藤本長蔵の五氏を神社創立の総代とし、公園予定地の現在地を境内地として仮殿造営参道整備に着手しました。
 翌明治43年例祭日を9月24日と定め、神社創立願を道庁長官に提出しました。同月、社掌荒井重矩と藤本長蔵が札幌神社(現北海道神宮)に赴き御分霊を授かり鎮斎致しました。また四つあった各祭典区では、競って山車を作り駅前にて出迎えました。
 明治44年5月無格社に列せられました。
 大正4年に本殿・拝殿を造営、大正7年郷社に昇格しました。
 昭和4年、拝殿を改築し、翌5年社務所を改築して県社に昇格しました。
 昭和11年、天皇陛下帯広市行幸の際に勅使御差遣があり幣帛料を賜りました。
 昭和35年、御鎮座50周年記念祭が斎行され、頓宮などを造営しました。
 昭和51年神社本庁別表神社(道内に六社)に加列され、別表神社加列記念・御鎮座七十周年記念事業として、昭和五54年に社殿・翌55年には社務所を造営致しました。
 昭和60年、御鎮座75周年記念事業として外玉垣などを改修しました。
 平成2年、御鎮座80周年記念事業として参道などの改修しました。
 平成7年、御鎮座85周年事業として祭務所を改築、また内玉垣・頓宮御社殿の一部を改修しました。
 平成12年、御鎮座90年奉告祭が斎行され包丁式の奉納がありました。
 同年、部落神社である春日神社を境内神社とし神社移転、社殿・社務所の造営工事を行いました。
 
 ■境内地(けいだいち)
 緑豊かな約7000坪の本社境内地は、昭和49年に北海道の環境緑地保護地区に指定されハルニレ、クルミ、サクラ、カツラ等の大経木が自生しています。またエゾリス、シマリスやアカゲラ、ムクドリ、シジュウカラ、マガモ、アオジ等の小動物や野鳥も多く住み着き、深緑の杜に訪れる参拝者の目や耳を楽しませてくれます。
 
 
 
境内地(本社鎮座地) ・・・  約7、218坪(23、855u)  
御旅所(駐車場) ・・・・・・・  約1、653坪( 5、462u)  
飛び地境内地(神輿庫) ・  約1、245坪( 4、114u)  
頓宮境内地 ・・・・・・・・・・・  約  486坪( 1、605u)  
春日神社境内地 ・・・・・・・  約  180坪(   595u)  
境内地面積総計 ・・・・・・・ 約10、782坪(35、631u)  
 
 ■境内建物・構築物(けいだいたてもの・こうちくぶつ)
 
 
 
 
 
 
 
【祭】        【車】        【神 門】        【手舎】        【社務所
 
社    殿(しゃでん)・・・・・・神明造り向拝付、銅板葺(鉄筋コンクリート内部総檜造)
祭 務 所(さいむしょ)・・・・・鉄筋コンクリート地下1階、陸屋根
車 祓 所(くるまはらえど)・ 乗用車3台収容
神    門(しんもん)・・・・・・総檜造り、銅板葺
手 水 舎(てみずしゃ)・・・・木造、銅板葺
社 務 所(しゃむしょ)・・・・・鉄筋コンクリート2階建、陸屋根
 
 ■境内神社(けいだいじんじゃ)
 ■頓   宮(とんぐう)  
 鎮 座 地 
帯広市西4条南24丁目4番地
 御 祭 神  大國魂神、大那牟遅神、少彦名神
 由    緒   昭和35年、御鎮座50周年記念事業として造営を行いまし  
  た。  
    平成7年、御鎮座85周年記念事業として改修工事を行い、  
    本殿の一部を檜造りにしました。  
    通常は、帯廣神社例祭(9月24日)に行われる神輿渡御(み  
    こしとぎょ)の御旅所(神様の宿泊施設)として使われていま  
    す。  
    毎年9月24日の夜には仮設舞台が設けられ、カラオケや舞踊などで賑わいを見せています。
   
 ■春日神社(かすがじんじゃ)
 鎮 座 地   帯広市東8条南18丁目3番地7  
 
 
 御 祭 神   建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)  
         伊波比主命(いわいぬしのみこと)  
         天之子八根命(あめのこやねのみこと)  
         比売神(ひめがみ)  
 由    緒  明治27年、原住民の祠を譲り受けたのが始まりといわれる。  
  明治35年に本殿及び拝殿の造営が行われ、天照皇大神宮・  
  八幡神社・春日神社の3社の神を祀り、三共神社と呼称され  
  てきた。    
  昭和12年に本殿が造営され、後に祭神を1社にすることになり、御籤により春日神社の神だけを祀
  ることとなった。同時に神社名も春日神社と改め長年に亘り同地に鎮座する。  
  平成12年帯広市の道路拡張工事に伴い、帯廣神社の境内神社として現在地に本殿を造営し鎮座
  した。