ご祭神

ご祭神の三柱の神様は開拓三神といわれており、明治時代、北海道の開拓に際して札幌に鎮斎され札幌神社となりました。
なお札幌神社は、昭和39年に明治天皇を増祀し「北海道神宮」と改称しました。

大國魂神

国土(北海道)の神であり、とかち帯広の大地の神様と捉えられています。また、出雲大社の大国主神(おおくにぬしのかみ)と同じ神様ともいわれております。

大那牟遅神

出雲大社の大国主神(おおくにぬしのかみ)の別名であり、「だいこくさま」として慕われています。
ご神徳は国造りをはじめ、五穀豊穣、商売繁盛、縁結びの他、日本神話「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の中で、傷ついたウサギを助けたことから、医療、病気平癒の神としても知られるところです。

少彦名神

大那牟遅神と共に国造りを行った神で、医薬・まじない・温泉・酒造・石の神としてのご神徳があります。
大阪の薬のまち道修町(どしょうまち)に鎮座する少彦名神社では、江戸末期の文政5年(1822)大坂でコレラ(虎狼痢)が流行した際、虎の骨などを配合して作った「薬」と「張り子の虎」がお守りとして授与され病気が沈静化しました。
令和2年(2020)より新型コロナウイルスが世界的に流行した際、帯廣神社ではご神前に「張り子の虎」が供えられ、氏子、崇敬者の疫病退散と無病息災を願い「張り子の虎の千社札シール」が配られました。

由緒

明治43年に札幌神社(現在の北海道神宮)より御分霊をお祀りし、旧社格は県社です。
昭和51年、現在、北海道に七社ある別表神社の一つとなり、道東随一の神社となりました。
現社殿は昭和54年に、別表神社の加列とご鎮座70周年を記念してご造営されました。